<はじめに> 2次方程式を解く問題では、「因数分解」や「解の公式」の利用、「平方根の考え方」を用いるなど、いろいろな解き方のパターンがあります。計算ミスをしやすい部分も、解き方のパターンによって異なります。 「ミスしやすい部分」「ミスしやすい途中式」を知っているかどうか、これは当然、計算ミスを防ぐ上では、重要な部分です。そこで、ここでは解き方のパターン別に、「ミスしやすい部分」「オススメできないミスにつながる途中式」を紹介していきます。 |
~因数分解による解き方で起こりやすいミス~
因数分解による解き方では、まず、「因数分解できる形に変形する段階でのミス」に注意する必要があります。
具体例は、下の通りです。
<ミスの例 その1>

この変形が「等式の性質」を使って、両辺を-3で割るという操作であることを意識しながら行うこと。具体的には、特に、各項を割るときに符号の組合せを、「同符号」か「異符号」をチェックしながら処理を進める。心の中で「マとマ」「プとマ」「マとマ」とつぶやくこと。この「符号」の組合せの覚え方、使い方などの記事は、こちらをご覧ください。 |


誤答例の2行目の式をもう一度見てみましょう。 2行目の式は、「移項」と「10倍」という2つの操作を含んでいます。 1つの式で、「同時に複数の操作をしない」という鉄則を守ることです。 |


因数分解は、いわゆる教科書の「公式」というよりも、○△□のモデルに当てはめるイメージで処理することがオススメです。 |
